群馬県 太田市 学習塾 WILL学習会

家族で読もう


このコーナーでは、ぜひご家族で読んでいただきたい本を紹介しています。


 著者(ランディ・パウシュ)は、CMU(カーネギー・メロン大学)の教授で2008年7月に癌で亡くなっています。この本は、亡くなる前年に、余命数ヶ月と宣告された著者がCMUで行った『The Last Lecture (最後の授業)』をまとめて、書籍化したものです。『The Last Lecture (最後の授業)』は、その講義風景がYou tubeにupされて反響を呼びました。ここで紹介している本は、そのDVDが付いているものです。
 『The Last Lecture (最後の授業)』では、夢や好奇心を持ち続けることの大切さ、目の前に立ちはだかる壁にどう対処するか、その過程でどんなことに気をつけなければいけないか、といったことを経験を交えて具体的に紹介しながら著者のメッセージを伝えています。ぜひ、家族で読み、視聴し、夢やその実現について話し合う切っ掛けにしていただければと思います。
 世界が100人の村だったら、ということは、人数が%を表していることになります。この本を読んでみると、自分の感覚と客観的な数値がずれていることに驚く人が大勢いることでしょう。
 この本を通じて、世界の現状を認識すると同時に、客観的な事実を数字で抑えることの重要性を感じてほしいと思います。
 『世界がもし100人の村だったら』が”この世界には”という切り口で話をしているのに対して、こちらは、対照的な地域や国同士で数値を比較しています。著者は、大勢の人が、今まで知らなかった事実を知り、それらについて考えることが、未来を変える第一歩だと考えてこの本を書いています。
 日本テレビの教育バラエティー番組に、著者が先生として登場したこともあります。
 元アメリカ合衆国 副大統領 アル・ゴアが環境問題について表面的な問題だけでなく、その裏に潜む問題についても書き、映画にもなった2007年の大ベストセラーです。大きな文字や写真、グラフを多用して、誰にでもわかりやすく書いてあります。
 問題を考えるときには、その問題をいろいろな角度から多面的にとらえ、関係するすべてのものを考慮に入れて論じるということが重要だとわかる本だと思います。
 1992年にブラジルで行われた地球環境サミットへカナダからはるばるやってきた12歳の少女が各国首脳や代表の前で、拍手喝采を浴びるスピーチを行いました。この様子を絵本にしたものが本書です。
 高校の英語の教科書でもこのお話を取り上げているものがあります。また、このスピーチの様子を録画したビデオを、You tubeで日本語字幕付きで見ることもできますし、ネット検索するとスピーチした英文(間違いが多い)を探すこともできるでしょう。
 難関大学を受験する人で、英語の試験がある人には、ぜひ英語の勉強材料として見てもらいたい映像です。もちろん、内容としても、大人を相手に堂々と正論で押しまくるスピーチは、圧巻です。
 「問題解決」とは、問題を客観的に捉えることでその本質を明らかにし、具体的で有効な対策を立てて、実行するまでをいいます。
 もともと、アメリカに本社を置く世界的な経営コンサルタント会社で発展してきた手法をその会社の出身者である著者が中学生にも分かるようにわかりやすく解説し、問題設定も中高生向けにして書いた本です。
 大人の世界でも「問題解決」をテーマにした本や講座が流行っています。なぜなら、グローバル化・ボーダレス化した21世紀の社会では、「問題解決」手法の本質である論理的な思考方法が重要になってくるからです。
 中高生のうちから、世界に通用する考え方を学ぶのに最適です。また、大人が読んでも十分に役に立つ内容だと思います。 


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